さて、前回のチャート分析コーナーのひとまずの答え合わせができそうなので・・
ネットで株関連を見ていると、個別の株で上がった下がったってのはよく見ます。
で、日経225についてもどこまで下がるんだとか、上がって欲しいとかあるんですね。
想うのは勝手なんだけど、相場は勝手に動いています
あなたの想いとか希望とかどうでもいいんですね。当たり前ですが。
しかも私たちは神様でないので、1秒先の未来もわかりゃしない。
なので、既に出てきた証拠(チャートの左側)から自分でシナリオを考えてないと動けないんですよ。
シナリオ自体がなくて、適当にエントリーしちゃうと、ちょっと逆行しようものなら、損切りしちゃう?ちょっと利益が乗ろうものなら、利確しちゃう?みたいな何のためにトレードしているのかわからないムーブしちゃうんですよ。
トレードは準備が大事。これは放置系手法のグリッドトレードでもそうです。どこまでの範囲は大丈夫かとか事前にシミュレーション、検討しておく。これがないと耐えられるものも耐えられない→損だけ残るってことになります。
シナリオって何なの?って話になります。私シナリオライターじゃないってね。
相場は、いろいろな人の思惑があって、上下に動いたり、横ばいが続いたりしているんです。
で、それがチャートに表現されているわけです。うーんアーティステック。
大きく分けて以下のような形でしょうか
- 現状の相場認識
- エントリーするなら
- 決済するなら
現状の相場認識
これが、環境認識って言われるやつですかね。
今トレンドが出ているのか。トレンドなら、エリオット波動なら⚪︎波?、調整中(FR幾つまで)?、行き先に壁はないか?(FR、FE、最安値、最高値、ライン、以前止まったところ、MA)とか
トレンドじゃないなら、レンジの幅はどの辺か、上限、下限の壁は固そうか、とか
エントリーする形ってのは色々あるんでしょうけど、そもそも壁に突っ込む形でエントリーするのはどうしたって分が悪いですよね?チキンレース。
上の記述は上下の値に比重が高いですが、相場は時間軸(横軸)が非常に大事です。
短い時間で一気に到達したのか。ギザギザでリズムよく到達したのか、ダラダラだけど反発なく到達したのか。
一気に到達だと勢いありますよね。ということは、ちょっといきすぎちゃうってこともありそうとか。一応反発する水準からトレードしようと思ってたけど、様子見しようとか思うじゃないですか。
こう言ったことの一つ一つが証拠になるんですね。で、証拠を集めていくと、現状認識として、トレードに適したタイミングなのか、わかってくると。
おすすめとしては、日足とか4時間足と1時間足は見たほうがいいと思います。デイトレードは。
また、小さい時間足と大きい時間足と逆のトレンドみたいなことになることはよくあります。
でもそれは考えてみれば当然で、4時間足で上昇トレンドで、1時間足では下降トレンドってことですが、当たり前ですよね。
4時間足で上昇トレンドだけど、調整が入っているとなれば、その調整って下降トレンドな訳ですよ。小さいけど。
で、小さいってのは1時間足なので、1時間足レベルとしては、下降トレンドに見えるってことです。
だから、下降トレンドが終わりそうなポイントで、4時間足の上昇が狙えるわけです。だって、上昇トレンドなんだもん。で、終わりそうなポイントってどこがありえるかなって考えると見えてくるんじゃないでしょうか。
1時間足未満の15分足とか5分足はもちろん見てもいいんですけど、その分上下の取れる幅が小さくなりますね。(短い足だとどうしたって細かくギザギザが出て、伸ばせるかどうかちょっと不安になる)
まぁスタイルですから、スキャルみたいな形ならそれでもいいのかもしれませんが。
エントリーするなら
上の現状認識でトレードはアリだなとなった場合。
やっとエントリーの流れを考えるわけです。
エリオット波動2波で調整が来てて、3波の壁(FEとか)までは間があるぞ→2波の調整が終わったらエントリーできそう
じゃぁ2波の調整が終わったらってどうやって考える?→マジック3が止まる水準で出てきたのち、しっかりした陽線・陰線が出るとか。
ここの最終ラインをツンツンしたあと突き抜けたところで乗ろうとか。
200MAが追いついてきたところで、マジック3が出るとか。
ここで、小手先というか、チャートパターンを使っていくわけです。
現状認識としてトレードできそうってタイミングでのチャートパターンですから、そのように当てはまる確率が高いわけです。
この辺りは、何年分かの過去チャート(普通にMT4とかで左を辿ればいい話。)で練習してみればOK
相場認識がないまま、チャートパターンだけ使おうとするから、大半の人はあちゃーとなって、チャートパターン使えねぇってなるわけです。
順番が大事。まず相場認識があって、この辺りで買い(売り)トレードができそう→想定の辺りでチャートパターン→トレード実行 です。
決済するなら
これは、エントリーする前段階で決めるわけです。ここまで取れそうって。
この時点で、取れる部分小さいなってなれば、無理してトレードしないほうがいいと私は思っています。
候補2つくらいあるといいんでしょうか。
基本は現在値から近い方ですね。これがほとんど取れない(10pips)なら、チャンスだとしてもエントリーしなくていいんじゃないかなぁとは思います(2度目)。まぁスタイルによると思いますが。
候補として優秀なのは、フィボナッチエクスパンション(FE)と高値、安値です。
FEは、 161.8とか261.8とか当たりが有名でしょうか。伸ばせるならその辺までいけるっていう目安がわかります。
また、高値、安値も超重要です。エリオット波動の1波高値までとか、単純に直近高値とか。そう言ったところにはそこで逆張り勢がいるって話ですから、その辺りでグチャグチャするんです。
ガチホールドする人は無関係なんでしょうけど、含み益が出てたのが、なくなっちゃったなんてことになるとイライラする私みたいな人は要注意ですね。グチャグチャの前に利確したいじゃないですか。
で、決済地点まで想定できれば、あとは、チャートを見ていればよくて、その通りになればエントリーするし。
その通りにならない場合は、もう一度相場認識を更新すればいい話。
前置きが長くなったチャート分析コーナー(日経225)
日経225の1時間足チャートです。
前回は、赤ポチ2つ目くらいでしたでしょうか。
上がらないようなら、マジック3つで下げるかも。で下げる目安はFE161.8、FR61.8、赤い水平線と言っていました。
ね?
気持ち悪いほど到達→止まっているでしょう?
これ、チャートの左側の青丸2つあるんですけど、そこでも反応している水準ってのも止まる証拠だと思います。
私は、赤い下矢印でFR61.8までを取りました。また、右の青丸の下ヒゲのところでも取りました。一旦戻ると思ったので。
で、今の水準で止まるなら(マジック3でそう)、買えると思っています。というか今記事書いててチャート見ていなかったら、出てるのよ陽線が。キィぃ入りたかったな。
ここから上がるとしての決済目安はFEを当てている下降1波の頂点にまでか、下がってきている200MAまででしょうか。
でも、調整の下降4波になるのか、3波の途中なのか微妙なので、伸ばせない気がしてます。
今回のシナリオは・・
- 大きい時間足では上昇トレンド。1時間足では下降トレンドの3波中っぽい
- 止まるポイントで止まっている(FE、FR)ので、効いてそう
- 実際下降FE127まで到達後、ほとんど戻らず、下をツンツン→抜けそうなら、FR61.8まで取れそう
- FR61.8到達後は、止まる要素が大きそう(壁が固そう)なので、下から少し反発で取れそう
- FR61.8でちゃんと止まるなら、買いで取れそうだが、下降4波の可能性も考えて、保有は短くとりたい
今日使った分析ツールなど
- 壁調査:200MA、FE 161.8、FR61.8、安値など以前反応した水準
- エントリータイミング:マジック3、FR61.8行き過ぎ戻し
- 決済目安:200MA、FE 161.8、FR61.8(要は壁まで)
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